従来のドローン以上に臨場感がある「FPVドローン」。
専用のゴーグルを装着し、リアルタイムの飛行映像を楽しみながら操縦できます。
そんなFPVドローンですが、個人で所有している方の多くは「空撮用」としてFPVドローンを操縦している、もしくはしたいと思っているのではないでしょうか?
そこで今回は、FPVの空撮に興味がある方に向けて、
失敗しないFPVドローンの選び方やおすすめの機種を紹介していきます。
失敗しないFPVドローンの選び方
それでは早速、失敗しないFPVドローンの選び方を見ていきましょう。
1,カメラの画質は約100万画素(720p)以上にする
1万円ほどのFPVドローンの画質は約100万画素(720p)が多いです。
この画質はiPhoneよりも若干劣る程度。
空撮にこだわるなら4K動画も撮影可能なタイプを購入すると良いでしょう。
ただし、カメラの画素数が上がれば、当然機種代も高くなります。
ドローンを操縦したばかりの方は、慣れていない分墜落等の可能性もあるので、
始めは安価なドローンで操縦の練習をするのがおすすめ。
性能の良いカメラを搭載しているFPVは、ある程度操縦に慣れてから購入しましょう。
2,気軽に空撮したいなら200g未満のFPV
空撮をする際は目的地まで行く必要がありますが、200g未満のドローンならコンパクトで持ち運びにも便利です。
ちなみに、重量が100g未満の軽量なマイクロドローンなら、
事前に飛行申請許可を行う必要はありません。(100g以上は許可が必要)
3,飛行時間が5分以上あるFPVを選ぶ
しっかりとした風景の映像を撮影するとなると、空撮時の飛行時間はかなり重要な要素です。
FPVドローンの飛行可能時間は機種によって異なりますが、
大体5分以上飛行時間があるFPVドローンなら問題なく空撮できます。
購入する際は、飛行可能時間も確認するようにしてくださいね。
4,周波数は2.4GHz帯を選ぶ
FPVドローンの周波数の種類は、次の2つがあります。
・2.4GHz帯
・5.7〜5.8GHz帯
「5.7〜5.8GHz帯」対応のドローンを操縦するには、免許が必要になります。
無免許で「5.7〜5.8GHz帯」に対応したドローンを仮に操縦した場合、電波法違反となってしまうため要注意。
購入時は注意するようにしてくださいね。
▼FPVドローンに関する周波数や免許を詳しく知りたい方はこちら
FPVドローンに対応している周波数の種類は?特徴や必要な免許を解説
FPV空撮の規制を理解しておこう
前項で、重量が100g未満のFPVドローンは飛行許可申請は必要ないとお伝えしましたが、
全てのドローンが対象となる国土交通省の規制があります。
主な内容は次の通りです。
・日の出から日没までの日中に飛行させる
・直接目視で確認できる範囲内でドローンと周囲を常時監視して飛行させる
・人や建物や自動車などから30m以上離して飛行させる
・イベント会場など、人が集まる催しの上空で飛行させない
・爆発物などの危険物を輸送する目的で飛行させない
・ドローン本体から物を投下しない
以上となりますが、これらの規制は何らかのタイミングで変わることもあります。
規制は国土交通省のホームページで確認できるので、空撮前に確認しておくのがおすすめです。
ちなみに、空撮でFPVドローンを操縦する場合、飛行予定日の10日前までに許可申請を行わなくてはなりません。
状況別の提出先は次の通りです。
・空港等の周りや、150m以上の高さを空撮する場合…空港の事務所長宛て
・上記以外の空撮…国土交通大臣宛て
一定期間に複数回空撮を行う、別の場所で空撮をすると言った場合は、
まとめて申請できるので、こちらを利用してみてください。
空撮におすすめのFPVドローン3選
続いて、空撮におすすめのFPVドローンを3つご紹介します。
今まさにFPVドローン選びで迷っている方は、参考にしてみてください。
1,DBPOWER ドローン
Amazon より
1080pの高画質カメラを搭載したドローン。
持っているスマホに無料アプリをインストールすれば、ドローンの視界を体感できます。
バッテリー2個付きで、アームは折りたたみ可能!
ポケットにも収納可能なコンパクトサイズです。
100g未満のマイクロドローンで、飛行可能時間は約14分です。
2,Potensic ドローン 2.7Kカメラ付き
Amazon より
2.4Kカメラを搭載しており、カメラの角度は最大90度上下に調整できます。
あらゆる角度から風景の撮影が可能で、操作性の好みに合わせて2モードに対応。
スピードも3段階で調整できます。
バッテリー2個が付属していて、最大飛行時間は36分なので、長めに空撮したい方におすすめです。
3,4DRC ドローン カメラ付き
Amazon より
1080pカメラ搭載で、カメラの角度は90度調整可能!リアルタイムを記録したり、専用アプリでジェスチャー撮影もできます。バッテリーは2個ついていて、最大飛行時間は約28分となっています。100g未満で持ち運びにも便利。高度維持やヘッドレスモード、体感操作などあらゆる機能が備わっていて初心者にも操縦しやすいドローンです。
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FPVドローンで空撮を始めよう
FPVの特性がふんだんに体感できる「空撮」。
機材を選びポイントは様々ですが、撮影した映像を記念に残したいなら、カメラの画質は重要な要素です。
現在は軽量のマイクロドローンでも高性能のカメラを備えているタイプが発売されているので、
色々と比較しながらご自身にあったFPVドローンをぜひ探してみてください。
FPVドローンは従来のドローンより操縦が難しいといわれています。
よりダイナミックな飛行や撮影がしたい方は、この機会にドローンスクールを利用するのもおすすめです。
スクールの中には、空撮のコツはもちろん、撮影した素材をどう編集して魅力的な動画にするか、
といった点をレクチャーしてくれるところもありますよ。
本格的にFPVドローンのスキルを磨きたい方は、ぜひドローンスクールも検討してみてくださいね。