軽量でアクロバティックな飛行ができるFPVのマイクロドローン。
コンパクトなので、狭い場所や人に近づいて飛行することも可能です。
今回は、そんなマイクロドローンの基本情報や機材ごとの選び方について詳しくご紹介していきます。
今まさにマイクロドローンが気になっている方は、ぜひ記事内容を最後までご覧ください。

マイクロドローンの基本情報

マイクロドローンとは、小型で軽量のドローンのこと。
重量100g以下、プロペラサイズは2インチ以下、プロペラ対向間100㎜ほどのドローンが
「マイクロドローン」と呼ばれています。
マイクロドローンは安全性が高く、子どもやFPVドローンを初めて操縦する方にもおすすめです。
一般的な重量のあるドローンは、プロペラが剝き出しになっていて
慣れていないと手に触れて怪我をしてしまうことも。

一方、マイクロドローンはプロペラの周りにガードが付いているため、
仮に体にぶつかったとしても、ケガをすることはほぼありません。
安全性も高く、人に近づいて撮影することもできるので、社内の紹介動画や結婚式の撮影などにも適しています。
FPVマイクロドローンは軽量な分、宙返りをしたり、狭い場所を高速で抜ける、
といったようなアクロバティックな撮影も可能です。

ですが、こういった高度な撮影はある程度スキルがないと難しいため、高度な空撮などをしたい場合は、
しっかり練習時間を設けるようにしましょう。

おすすめのマイクロドローンの選び方

では、いざマイクロドローンを操縦したいと思った時、どのような機材を購入するのが良いいのでしょうか?
選び方のポイントを機材別に解説していきます。

・初心者の方は安価なキットを購入して練習する

初めてマイクロドローンを操縦する方は、操縦に必要な物がすべて揃ったキットを購入するのがおすすめです。
また、価格もなるべくリーズナブルな方が良いでしょう。
なぜなら、操縦に慣れていない初心者の時は何度もドローンを墜落させてしまったり、
破損させてしまうことがあるからです。

1万円ほどでも安くて頑丈なマイクロドローンは多いので、ぜひチェックしてみてください。
おすすめのメーカーは次の通りです。
・Emax社…Tinyhawk /Nanohawkシリーズ
・BetaFPV社…Meteorシリーズ

初めてFPVマイクロドローンを操縦する時は、練習なので古いモデルでも良いでしょう。
マイクロドローンは室内でも操縦の練習はしやすいので、まずはたくさん触れて、操縦に慣れることが大事。
マイクロドローンの飛行可能時間は大体7分前後のことが多いので、
屋外で練習する時はバッテリーを多めに持参するようにしてくださいね。

・空撮したいならカメラにこだわる

「操縦に慣れたら空撮にチャレンジしたい」という方は、
高性能のカメラを備えているFPVマイクロドローンがおすすめです。

映画のような撮影ができると話題の「Cine whoop」シリーズは、
4K撮影が可能な小型カメラをマイクロドローンに搭載。

より高画質でドラマティックな映像を撮影できます。
Cine whoopの中でも特におすすめなのは次の機種です。
・CineQueen 4K
・Beta85X 4K

・FPVゴーグル

DJIのデジタルゴーグル

没入感が体感できるFPVドローンのゴーグル選びは、サイズにフィットしたタイプを選ぶのがおすすめ。
ネットでも購入できますが、試着できないのが難点。
実際に使ってみたら「キツイ…」と感じることも多いので、可能なら専門店で直接探しましょう。
FPVマイクロドローンを初めて操縦する方は、EachineのEV800Dがおすすめ。
他のゴーグルと比べるとサイズは大きめですが、その分見やすいですし、リーズナブルな価格で購入しやすいです。

・プロポ

FUTABAのT16IZというプロポ

プロポも手の大きさによって持った時のフォット感が異なるので、
専門店で実際に手に持ちながら探すのがおすすめです。
厚みがあり、ゲームのコントローラーのような形状のタイプは「持ちやすい」と人気があります。

ちなみに、ドローンレースの選手は、プロポを膝の上に乗せて上からスティックを操作することが多いです。
このような操作方法の方がしやすい場合もあるので、
可能なら直接プロポに触れて自分に合ったものを探してみてください。

初めてFPVを購入するなら「マイクロドローン」がベスト

マイクロドローンは軽量で安全性が高いので、初めてのFPVドローンにおすすめです。
「初心者におすすめ」とはいえ、操作に慣れればアクロバティックな空撮や、
人や物に近づいて、臨場感のある映像を撮影できますよ。

ただ、FPVマイクロドローンは安定させるのが難しいため、操作に慣れるまでは少し大変です。
恐らく何度か墜落などで破損することもあるかと思うので、始めはなるべく安価な機体を購入しましょう。

マイクロドローンの中には高性能の4Kのカメラを搭載しているものもありますが、
こういったタイプはある程度操縦に慣れてから購入するのがおすすめです。
より早くマイクロドローンの操縦に慣れたい方は、FPVドローンの操縦を専門的に学べる
ドローンスクールへの入校を検討してみてください。

スクールならドローン全般の基礎知識や操縦のコツ、空撮のテクニックなど幅広く学ぶことができますよ。

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