撮影などで現在注目されているFPVドローン。
趣味ではなく、プロのパイロットを目指している方の中には、
練習方法が気になっているという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はプロのFPVパイロットを目指している方に向けて、おすすめの練習方法を詳しくご紹介していきます。今まさにFPVドローンの操縦スキルを磨きたいと思っている方は、ぜひ記事内容を参考にしてください。

プロパイロットを目指す方がするべき練習方法

それでは早速プロのFPVパイロットになりたい方におすすめの練習方法をご紹介していきます。

・まずはゆっくり機体を動かす

FPVドローンで、最も早く慣れるべきテクニックはプロポのスティックの操作です。
ドローンの操作は見た目以上に繊細な動きが必要となります。
初めて操作する時はつい急激に操作してしまいがちですが、
こういった操作に慣れてしまうと方向転換がうまくいかず、
墜落やオーバーライに繋がる恐れがあります。
また、急激な操作は映像や写真がブレてしまい、FPVの特性が活かしきれない可能性もあります。
より滑らかで、綺麗な映像や写真を撮影するためにも、まずはプロポ操作に慣れるようにしましょう。

・認識能力を養う

プロのFPVドローンのパイロットになりたいなら、認識能力も高めておく必要があります。
認識能力とは、視覚などで得た情報を認識すること。
ドローンの場合は航空法で150m未満までしか機体を上げることができないと決められています。

さらにドローンは人や物から30m離れた場所を飛ばさなければなりません。法律を遵守し、
安全に飛行させるためには、この認識能力が必要不可欠なのです。
この認識能力も練習を重ねることで養うことができます。

具体的な方法は、5mごとにドローンを上昇させ、
ドローンを空中で静止させる「ホバリング」を繰り返すことです。
高さの感覚が今一掴めない方は、この練習を繰り返し、
アプリの表示を確認しなくても大体の高さがわかるようになるまで練習しましょう。

・8の字で飛行練習をする

高度感覚が掴めたら、実際にドローンをより動かす練習をしていきましょう。
おすすめは8の字を描くように操縦をする練習方法です。
慣れていないと思った以上に難しいですが、練習を繰り返すことで少しずつスムーズに操縦できるようになります。

・ノーズインサークルでワンランク上の操縦練習をする

ノーズインサークルとは、機種をパイロット、もしくは被写体に向け、
その視点を中心に旋回していく飛行テクニックのこと。
プロの空撮映像などで広く活用されている方法なので、将来的にプロのFPVパイロットになりたいなら、
習得しておいて損はないテクニックです。

パイロットを中心に10mほどの距離をキープした状態で、ドローンを旋回させてみてください。

・敢えて自動安全装置がないドローンで練習する

FPVドローンの中には、自動で機体を安定させる機能などが備わっているものがあります。
こういった機能は便利な反面、活用し過ぎてしまうと自分のテクニックはいつまで経っても向上しません。
また、通信状況が悪い場所だと接続が不安定になり、事故が発生する恐れがあります。
まずは安全装置がないドローンで練習を重ね、
今後どのようなドローンを操縦しても対応できるようにしておきましょう。

シミュレーターを使って練習するのもおすすめ

シュミレータを教える男性と教わる男性

FPVドローンは時速100㎞を超えるスピードを有するドローン。
そのため、家などの室内で練習を重ねるのは限界があります。
また、ドローンの練習場所はどうしても限られてしまうため、
初心者でプロのパイロットを目指しているならシミュレーターを使うのもおすすめです。

人気の高いシミュレーションソフトは次の通りです。

・DIJフライトシミュレーター

初心者はもちろん、プロレベルまで練習可能。
コースは3種類あり、無料トライアル版もあるので安心。ソフトは公式ホームページからダウンロードが可能で、
パソコンとの連携も簡単にできます。

・Quadcopter FX Simulator

無料版と有料版があり、有料版の方が様々なシチュエーションで練習できます。
パソコンはもちろん、スマホやandroidにも対応しており、ドローンの物理モデルに基づいた設計がされているので、よりリアルな操縦テクニックが身に付きます。

・FPV Freerider

ドローンレーサーを育成するためのソフトで、初心者からプロレベルまで対応しています。
無料版と有料版があり、無料版はコースが1つのみとなっています。プロのドローンレーサーに興味がある方は、
有料版が断然おすすめです。

プロのテクニックを学びたいならスクールへの入校もおすすめ

プロのFPVドローンパイロットのテクニックは、独学でも身に付けることはできますが、
どうしても時間がかかります。
より効率よく、最短で目指したい!と思うなら、
FPVパイロットのスキルが身に付くスクールに入校するのがベスト。
スクールの中にはテクニックだけではなく、資格取得を目指すコースを設けているところも。

将来、プロのFPVドローンパイロットを目指すなら、資格はあった方が断然有利です。プロを目指す方は、コースのカリキュラムはもちろん、資格取得が可能かどうかも合わせて確認してみるのがおすすめです。

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