皆様は、FPVと記載のある映像をご覧になったことはありませんか?
世界ではFPVドローンを活用して撮影された映像が注目されており、
唯一無二の撮影方法から生まれる映像表現が生まれています。
注目度が高まっている理由は、FPVドローンが対象物に急接近するなど、柔軟な動きができるからです。
これはドローンに取り付けた送信機が、リアルタイムで操縦者の受信機に映像を共有することで、
ドローン視点での柔軟な操縦を実現できることが理由です。
今回は、ドローン映像にご興味をお持ちの方に向けて、唯一無二な撮影手法と映像集をご紹介いたします。
ドローン映像の撮影手法
ドローン映像の撮影手法は、空撮の中での飛行方法とカメラワークの組み合わせです。
この組み合わせは、旋回・8の字回転・上昇など基本的な飛行方法だけでも無限に広がるため、
撮影手法はドローンの操縦者によってかなり幅広いといえます。
ここでは、ドローンでしか撮影できない唯一無二の撮影手法について見ていきましょう。
追跡ショット
被写体を追跡する撮影は、
上空からの真下への撮り下ろし・俯瞰する鳥のような視点・円移動などさまざまな方法があります。
その中でも、被写体を追いかけながら距離を縮め、追い越していく映像は、
ドローンの空撮視点でしか見ることができない表現です。
また被写体の上空で円を描きながら移動する追跡ショットは、被写体を立体的に捉えることができるため、
PR動画やPV動画におすすめです。
このように追跡ショットは、飛行方法や視点の動かし方次第で、さまざまな映像を作成することができます。
通り抜け
![白いドローンが森にある滝を撮影している](https://fpv-drone.co.jp/wp-content/uploads/2023/02/AdobeStock_220600696-1024x683.jpeg)
空間や隙間を通り抜ける映像は、無人航空機であるドローンだからこそ撮影できる唯一無二の表現です。
例えば、人が入り込むことができない木々の隙間や滝の裏側は、
FPVドローンであれば状況を確認しながら通り抜けることができます。
そこには人が自分の目では見ることができない景色が広がっているため、
その場所に入り込んだような疑似体験が叶います。
また、通り抜けながらドローン機体を回転させたり、カメラの角度を調整するなどの応用を行えば、
その瞬間にしか見ることができない映像が撮影可能です。
このように通り抜けは、人が普段見ることができない景色や瞬間をとらえる撮影手法です。
世界のFPVドローン映像集
世界にはFPVドローンで撮影された映像が注目を集めており、コンテストがあったり、
プロとして活動したりしている操縦者がいます。
ここからは唯一無二の撮影手法を見ることができる、世界のFPVドローン映像をご紹介します。
鳥が見ている自由な風景
鳥は自由に飛び回ることができるため、海上を飛行したり、隙間に入り込んだりすることが可能です。
この映像では、複数台のボートが風を切りながら進む様子をドローンで撮影しています。
海上は風よけになる建物や構造物がないため、風の影響を大きく受けます。
その過酷な環境の中で、FPVドローンは動いているボートに接近したり、
海面に近い場所から並走したりと、鳥のように飛行することができるのです。
また、ボートと海面の隙間など、想像できない場所に入る様子も非常に面白い映像です。
アクロバットな映像
この映像では、ドローン機体が気球の周りを回転する様子や、険しい崖に沿って下降する飛行、
空間の通り抜けなどアクロバティックな映像が見られます。
特に繰り返し見られる気球の周りでの飛行は、カメラの角度が変わらないため
、回転する様子が面白く映されています。
また、空間を通り抜けるシーンもカメラの角度が変わらないため、
後進する動きの中に緊張感が走る躍動感ある映像です。
このようにアクロバティックな映像を撮るためには、ドローン機体の飛行方法だけでなく、
カメラの角度が重要です。
ハイスピード空撮
車がハイスピードで走り抜ける様子から始まるこの映像は、
バイクやボートなど機械のエンジンパワーと自然の雄大さが魅力です。
広大な砂漠をハイスピードで飛行するドローンは、砂漠の峰に沿うように動いたり、
山を越えて、ラクダに接近します。
砂山の上を歩くラクダを横から空撮しながら追い越していく景色は、ドローンならではの撮影手法で撮られているといえます。
また、ハイスピードで走行するマシンに接近し、砂ぼこりを被るような近さでの空撮も、
ドローンの位置を確認できるFPVドローンならではの景色です。
ループ回転する映像
NFLプロボールをPRするこの映像は、場面の切り替わりのきっかけとしてループ回転が取り入れられています。
ジェットコースターのように回るループ回転は、普段の人の動きの中にはない映像の動き方が特徴です。
特にこの映像では、ジェットコースターとは異なる逆回転があり、映像の中に一気に引き込まれる魅力があります。
このようにループ回転は、人の体だけでは実現できない動きと視点を映しているため、ドローンの唯一無二の撮影手法であるといえます。
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まとめ
今回は、唯一無二の撮影手法から生まれる表現の魅力と共に、世界のFPVドローン映像集をご紹介しました。
一人称視点で映像を確認しながらドローンを操縦できるFPVドローンは、
操縦者次第で魅力的な映像を撮影することが可能です。
このように唯一無二の撮影手法で制作される映像にご興味をお持ちの方は、
プロのドローン撮影会社に依頼することをおすすめします。