空を自由自在に飛び回れるドローンを用いることで、空からの美しい景色や普段立ち入れない角度からの撮影など、従来の撮影方法とは異なった映像の撮影が可能になりました。

そんなドローンですが、VR撮影と組み合わせることで、
これまでにない新しい動画の撮影が実現できることをご存じでしょうか。
VR動画は、仮想現実の中でまるで自身がその場にいるような主観的な動画を楽しめるものです。

最近では企業の商品やサービス紹介、自社の案内などのようなさまざまな場面で活用されており、
今後も需要が高まっていくと言われるジャンルの映像です。
そんな注目を集めているドローンを用いたVR撮影ですが、
まだ新しいものであるためどのようなものなのか分からないという方も多いでしょう。

そこで今回は、ドローンにおけるVR撮影についてご紹介させていただきます。

ドローンでVR撮影はできる?

VRゴーグルをつけて手を伸ばす短髪の男性
Man is using virtual reality headset. Image with glitch effect. Concept of virtual reality, simulation, gaming and future technology.

ドローンでのVR撮影は自身での制作でも、業者に依頼する外注でも撮影が可能です。
自身で製作する場合はVRカメラや編集ソフト、音声機材などの設備を準備しなければならず、
撮影と編集に相応の技術力が必要です。
費用は、おおよそ15万円から20万円ほどになります。

一方で、業者に依頼する場合は動画の長さや撮影条件、プランによって変動してくるものの20万円代から可能です。

VR動画は通常の撮影とは異なり、360度の撮影であるため、
普段よりも撮影の際には周囲に気を配らなければいけません。
撮影の際には撮影者やその他余計なものが映像に写り込んでしまう可能性があるため、
撮影の難易度が通常の撮影よりも高いものになっています。

また、撮影した動画を編集する場合は映像の繋ぎ合わせを行うスティッチングと呼ばれる作業に
手間取る可能性があります。
この作業を疎かにしていると、高品質な映像の製作ができないため、時間を掛けて丁寧に行わなければいけません。このように、自身でも企業への外注でもVR撮影はできるため、自身にマッチした方法を選択しましょう。

ドローンでVR撮影をするメリット

ドローンを用いたVR撮影にはさまざまなメリットがあるため、多くの方がこの撮影方法を注目しています。
ここでは、ドローンでVR撮影をするメリットについてご紹介させていただきます。

迫力ある映像の撮影ができる

ドローンを用いてVR撮影を行うことで、迫力ある映像の撮影が可能であるというメリットがあります。
ドローンは地上だけではなく高い位置から俯瞰的な撮影が可能です。
さらに、動きを映像に加えられるため、迫力ある映像に仕上がるでしょう。
空高くから撮影する街並みや、自社を紹介するPR動画においては敷地全体を俯瞰的に映すなど、
映像の幅が広がります。
多くの方の記憶に残るような自社のPRを行いたい企業や、
よりインパクトのある動画を撮影したいという方には最適な撮影方法なのです。

非日常的な撮影ができる

地上で撮影するVR映像は、まるで自身がその場にいるような日常的な映像の撮影が可能であるのに対して、
ドローンを用いた撮影では空中を散歩しているかのような非日常を味わえます。
そんな非日常的な動画を360度の視点で見られるという経験はなかなかできないでしょう。
さらに、工場における危険な場所など、普段は入れない場所でもドローンを用いた撮影を行うことで、
内部の様子が見られます。

このような非日常の体験は長く記憶に残るほど印象深いものです。
他社との差別化を図る映像の撮影がしたい企業には最適な撮影方法だといえるでしょう。

ドローンで撮影したVR動画例

この映像では、ドローンを用いて海の撮影を行っています。
普段海に行くのであれば地上からの景色しか見られませんが、
ドローンを用いることで空から俯瞰的に海を楽しめるような非日常的な体験が可能です。
さらに、映像の中でドローンに動きを持たせていることで、まるで空を散歩しているかのように楽しめるでしょう。
そして、VRであることからさまざまな角度から映像を見ることができるため、
繰り返し見たくなるような魅力があります。

このように、ドローンを用いることで他の映像と差別化を図った動画の撮影が可能になるのです。

VR動画撮影でオススメの機体

株式会社エアロネクストが開発した「Next VR」は、コンパクトなサイズであるものの高品質なVR映像の撮影が可能なドローンです。
機体中央部に設置されている縦棒は、飛行中でも垂直を維持させる役割を担っているため、
安定性のある飛行が可能です。
さらに、縦棒の両端にはそれぞれカメラが取り付けられており、
それによってブレずに安定したVR映像が撮影できます。

まとめ

今回は、ドローンにおけるVR撮影についてご紹介させていただきました。
ドローンもVR撮影も近年登場したばかりの新しい技術・手法であるため、
今後さらに発展していく可能性が高いでしょう。

インターネットや通信技術の発達により、
動画によるPR映像やプロモーションビデオが注目されている現代において、
より高品質で魅力的な動画の撮影が求められるようになりました。
ドローンを用いることでこれまでにない視点や角度からインパクトのある動画の撮影が可能です。
多くの企業より撮影用のドローンが発売されており、用途や目的によって使用するべき機体が異なります。
用途や目的に応じたドローンで撮影することで、より高品質な撮影が可能になるでしょう。
ドローンでVR撮影を行う際には、
ドローンによる撮影を熟知したプロのドローン撮影会社に映像制作を依頼しましょう。

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