近年話題の「FPV」ドローン。
FPVとは「First Person View」の略で「一人称視点」という意味です。
FPVはゴーグルを装着することで、まるでドローンに自分が乗って操縦しているかのような感覚を味わえます。
今回はそんなFPVドローンの特徴を徹底解説!
FPVならではの魅力や、FPVドローンのパイロットになるステップをご紹介していきます。

FPVドローンの特徴や魅力

従来のドローン以上に臨場感溢れる操縦ができるFPVドローン。
FPVパイロットとして操縦する場合は、カメラ付きドローンやコントローラー、FPVゴーグルが必要です。
そんなFPVドローンの魅力は操縦の自由度がかなり高いこと。
橋の下や崖などで急降下したい場合はもちろん、急上昇して上空からの景色を撮るなど、
ハイレベルな飛行や撮影が可能です。

また、FPVは速度が速い「高速ドローン」で、100km/hまでの加速に必要な時間はわずか2秒!
急降下や急上昇も自在に楽しめる高度な空撮映像を楽しみたい方、
リアルな飛行体験を味わいたい方にピッタリです。

また、FPVは操縦しやすいのも特徴のひとつ。
FPVドローンは主に5.8Ghz帯の周波数を用いており、
映像を伝送する機器は、200〜600mWほど出力のアナログ信号なので、
映像の遅れもほぼない状態で映像を確認しながら操縦できます。

FPVドローンのパイロットになるまでのステップ

FPVドローンは趣味としてはもちろん、仕事としても活用の幅が広がっています。
興味がある方は資格を取得したり、スキルを磨いてFPVドローンのパイロットを目指すのがおすすめです。
ここからは、実際にパイロットとしてFPVドローンを操縦するにはどうしたらいいのか、
ステップ別に解説していきます。

ドローンが飛行可能なエリアを確認する

まずするべきことは、飛行可能な場所を確認することです。ドローンは飛行可能なエリアで飛ばすのが鉄則。
練習をする時も、何らかの目的で飛行させる時も、まず必要となるのは場所なので事前に確認しておきましょう。
ちなみに、次のような状況は国土交通省の承認が必要となります。
・目視の範囲から外れるエリアの飛行
・夜間の飛行
・イベント中の上空での飛行
・危険物の輸送
・ドローンから何かを投下する
・人や物件から30m以内を飛行すること(※関係者や関係者の物件以外)

FPVは目視の範囲から外れますし、200g以上のドローンを使用する場合は申請手続きが必要です。
飛行させる場合は、申請手続きを忘れずに行いましょう。

また、第三者が立ち入れない場所以外では、
基本的にFPVを使う際はパイロットとはまた別の人物が周囲の安全を確認する必要があります。
練習はもちろん、趣味や仕事で飛行させる際も1人ではできないので、この点も押さえておきましょう。

また、練習する場合は墜落などが起きてもダメージが少ない柔らかい芝生などがある場所で行うのがベスト。
見晴らしの良い場所も操縦しやすいのでおすすめです。

アマチュア無線免許を取得する

5.8Ghz帯のFPV機器を用いる場合、パイロット本人の免許「無線従事者免許」と
使用する機器についての免許「無線局免許状」が必要です。
試験の難易度はそれほど高くありませんが、2つの免許を取得するまでに大体2か月近くかかります。
免許を取得する際は、ドローン本体や必要な機器などを買うなど、同時進行で進めていきましょう。

ドローンを購入する

FPVdrone

とにかく早く操縦したい方は、FPVドローンの既製品を購入するのがおすすめです。
自分好みに仕上げたい方はキットや部品のみも購入できるので、
そちらを購入して自分で作るという方法もあります。

ぜひ、好きなやり方でお好みのFPVドローンを完成させてみてください。

操縦の練習をする

FPVドローンのパイロットは、ラジコン用の送信機を使用することが多いです。
パイロットは2本のスティックを用いてドローンの機体を操縦しますが、
まずは素振りで練習して操縦に慣れていきましょう。

ドローンの操縦方法は、スティックの動作に応じて「モード1」と「モード2」があります。
日本では「モード1」が主流でこちらを選択する方も多いのですが、
自分がやりやすいと感じるモードの操作方法を覚えていくのがおすすめです。

ステップを踏みながらスキルアップを目指そう

FPVのドローンパイロットになるには、飛行可能エリアを確認したり、免許を取得する必要があります。
本格的に飛行させる前にまずは必要な確認や準備をしっかり行うようにしましょう。

操縦のスキルは独学でも身に付きますが、より本格的なFPVドローンのパイロット、
クリエイターのスキルを学びたい方はドローンのスクールに入校するのがおすすめです。

スクールは受講料が発生しますが、その分短期間でより高度なスキルやテクニックが学べます。
また、飛行の条件によっては、事前に航空局の許可や承認を得る必要がありますが、
スクールで認定資格を取得すれば、申請を簡略化できます。

スクールの多くは卒業後のサポートも充実しており、
FPVドローンのパイロットとして活動するならメリットはかなり多いです。
現在FPVドローンのパイロット、クリエイターになりたい方はぜひスクール入校も検討してみてください。

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