趣味から仕事へ

趣味がきっかけで始めたFPVドローンの飛行が上達し、次のステップに進みたいという時、やはり最初に思い浮かべるのは仕事でどう活かせるのかということだと思います。日進月歩で技術革新が進む中、現在ではどのような仕事でFPVドローンを活かせるのでしょうか?

早速職種の紹介といきたいところですが、FPVドローンを使ってお金を稼ぐということは、遊びで飛ばすのとは違い、それ相応の責任が生じるということでもあります。以下を念頭に置きつつFPVドローンを仕事に活かしていきましょう。

仕事で活かす前に…

安全性

FPVドローンは通常の目視で飛行させるドローンと違い、目視外で飛行させるため、より安全性を考える必要があります。日々の操縦練習はもちろん必須ですが、資格を取得したり、スクール講座を修了をしたりすると操縦技術の再確認にも繋がり、一定の技術を持っていることへの証明にもなります。

また、法規制やガイドラインを遵守することも必須です。さらに、その上で周囲の人々や物件に対する危険性を最小限に抑えるために、十分な注意と配慮が必要です。

継続的な知識の取得

FPVドローンの技術は急速に進歩しています。新しい技術や流行について常に学び、最新のトレンドや効率的なスキルアップに精通しておくことが重要です。
技術の進歩に敏感であることで、競争力を維持してクライアントや顧客に最高品質のサービスを提供することができます。

クリエイティビティの追求

FPVドローンは、映像制作などの創作活動に対して特に強力なツールです。特に空撮では、独自のアングルや追い撮りを駆使し、感動的な映像体験を提供することで顧客や視聴者を楽しませることができます。
また、映像編集やエフェクトの知識も磨き、高品質な映像コンテンツを制作する能力も高めましょう。弊社ではまさにFPVドローンを駆使して、このクリエイティビティの追求を行っています。

顧客のニーズに対応

仕事をする上では最も重要なことかも知れません。

各業界には異なるニーズと要件があります。FPVドローン業界も例外ではありません。顧客とのコミュニケーションを重視し、彼らの要望や目的を理解することが重要です。
いくら技術があっても、顧客の意見を汲み取らずに自分が撮りたい映像だけを追い求めていては、プロとしては失格です。
顧客が何を望んでいるか、この要望ならばどう飛行すれば最大の結果を与えられるのかを考えてニーズを探りましょう。顧客のニーズに応じて、適切な撮影プランや編集スタイルを提案することで最良の結果を追求しましょう。

以上を念頭に置きつつ、具体的な仕事内容について掘り下げていきましょう。

具体的な仕事内容

映画やテレビの撮影

FPVドローンはアクションシーンやスピード感のある場面の撮影に非常に適しています。FPV特有の高速飛行と機敏な操作性により、迫力のある映像を撮影できるからです。

近年は映画やテレビの映像において、FPVドローンを使用した追跡ショットや空中撮影を行うことで、新しい映像表現を作り出すことが増えてきました。

不動産業

不動産業界では、FPVドローンを使用して不動産物件の魅力的な映像を提供することができます。空撮映像や周辺地域の撮影を通じて、物件の広さや立地条件をリアルに伝えることができます。また、FPVドローンの機動性を活かして、建物の外観や屋根の点検も行うことができます。

イベント業界

コンサートやスポーツイベントなどの大規模なイベントでは、FPVドローンが観客に迫力のある映像体験を提供します。FPVドローンがステージ上を飛び回り、アーティストやプレイヤーのパフォーマンスを追跡することで、より臨場感のある映像を作り出すことができます。また、イベントのセキュリティ対策としても、FPVドローンを活用することができます。

農業

FPVドローンは、農業業界でも有用です。広範囲な農地において作物や土壌の状態を確認するために使用されます。FPVドローンの高さから撮影された映像を分析することで、畑の健康状態や水やりの必要性を把握することができます。
また、農薬の散布や播種の効率化にも役立ちます。

建設業

建物の全体像を視覚的に把握することができるFPVドローンは、建設現場において施工管理や安全確認に活用することができます。

FPVドローンは7インチほどの大型のものから掌にすっぽり収まるくらいのものまで幅広くあるので、狭いところから高いところまで縦横無尽に飛ばすことができます。したがって、高所や危険な場所にある箇所の点検、構造物の監視も行うことができます。
これにより、人への安全性を高めながら、建築プロジェクトの進行状況を効果的に管理することができます。

自然保護活動

自然環境の保護や野生生物の監視にも役立ちます。FPVドローンを用いて広大な自然地域を航空写真や映像で観察することで、生態系の変化や野生動物の生息地を把握することができます。

FPVドローンは、目視で操縦するドローンより高速で移動でき、かつ機動性も高いため、鷹、鷲、チーターやヒョウなどの速く動く動物を監視するのにも向いております。また、密猟や違法な活動の監視にも使用されます。これにより、効率的な自然保護活動が行われることで、生態系の保全が促進されます。

ドローンを使った競技イベント

FPVドローンは、ドローンを使ったレースや競技イベントによるエンターテイメントとしても活用されています。

ドローンレースは、パイロットがFPVゴーグルを装着し、FPVドローンを高速で操縦するスポーツです。観客は、リアルタイムの映像を通じて、迫力満点のレースを楽しむことができます。また、その他FPVドローンを使用した競技イベントやフリースタイルでのショーも注目を集めています。

おわりに

以上が、FPVドローンを活用した仕事の一部です。技術の進歩に伴い、さらに新たな活用方法や仕事の可能性が広がっていくことでしょう。FPVドローンは、様々な分野で効果的に活用され、効率性やクオリティの向上に寄与しています。

将来的には、より高度な機能や飛行の自動化により、さらに多様な仕事への応用が期待されます。しかし、それに伴う課題や規制の変化にも対応する必要があります。常に業界のトレンドを把握し、適切な対策を講じることが成功の鍵となります。
FPVドローンを生かせる仕事はまだまだ拡大の余地があります。技術の進化とともに、新たな可能性が広がるでしょう。情熱と探究心を持ち、常に最高のパフォーマンスをすることで、あなたのFPVドローンのキャリアは輝かしいものになるでしょう。

今回取り上げた代表的なものだけでも、FPVドローンを用いた仕事は意外と多いと思った方もいるのではないでしょうか。FPVドローンの歴史はまだ10年ほどで、私たちはこれから様々な仕事でFPVドローンが使われるだろうと予想しています。

この記事を読んだ方の中で、まだFPVドローンをしたことがないという方は、是非弊スクールの説明会に来てみてください。わからないことや疑問点があればなんでも質問してみてくださいね。
https://mugenlabo.com/lp1/?gclid=Cj0KCQjw7uSkBhDGARIsAMCZNJuBEf1FqUoLdnkryoUr_3rTixFHq9YMKNRVqlVA2tb6Q_6FZd6-lgcaAhRlEALw_wcB

TOP