FPVドローンを使用して映像の撮影をする場合は、2種類のカメラが必要です。1つ目はゴーグルに映像を表示するためのFPVカメラ。2つ目が今回紹介する撮影用アクションカメラで、基本的にドローンの上部に取り付けます。

これから購入を考えている方は、小型さ、カメラ性能、値段など様々な点を比較検討してみてください!

GoPro HERO11 

ドローンの撮影でおそらく最も使われている「GoProシリーズ」からの最新作。

16:9以外に8:7のアスペクト比での撮影が可能。また、新型イメージセンサーにより従来の8ビットから10ビットカラーの色鮮やかな映像撮影が可能になりました。
GoProの長所はQuikという専用アプリが充実していて動画を即座に確認できる点や、静止画撮影モードにも向いていることです。
加えて、強力な水平維持機能もついています。

重量はバッテリーが内蔵されている状態で156gとなっていて、GoPro HERO 8の126gからすると重めですが、バッテリーを抜くと123gほどになります。

※ドローンは一般的に機体重量の1/5程度の積載が可能といわれています。5インチドローンが屋外の撮影でよく使われる理由は、総重量が約700gであり、その1/5である140g程度のカメラ、つまりGoProを積載するのに適しているからだといわれています。
極限まで軽量化するために、自身で内蔵部品を取り外す通称“Naked GoPro”“剥きプロ”を作るユーザーもいます。

公式サイトによると、サブスクユーザー価格で62,800円となっています(2023年6月現在)

HERO 11は5.3K,60fpsでの撮影が可能で、映像の美しさを追求する方に必須のアイテム。

ただ、これまで数多く発売されてきたGoProの旧型モデルは、最新モデルに比べてカメラのスペックは落ちるものの、軽量かつ安価です。求める機能によっては旧型がファーストチョイスにもなり得るので調べてみることをおすすめします。

Runcam Thumb Pro

Runcamから発売されているアクションカメラ。RuncamはFPVカメラを販売しているメーカーなので、FPVドローン撮影に最適な機能を備えています。

驚くべき事に重量がたったの16g。バッテリーを内蔵していないため超軽量です。リポバッテリーのバランスポートの変換アダプターを使ってコードとはんだ付けし、電源を得ながら飛行します。
モニターがないのでクラッシュしても割れる心配がありません。

各解像度ごとのフレームレートは4k 30p、2.7k 60p  FHD 120pとなっています。

撮影した映像は手振れ補正がかかっていない状態ですが、撮影時にジャイロデータを記録しています。撮影後にGiro Flowという専用ソフトを使ってスタビライズ処理、手振れ補正を行うことができます。

iOS、Androidで使えるアプリのQRコードをカメラに映すとスマホで設定を変更させることができます。

ドローンに積載する際には、付属品として同封されているマウントを使用しましょう。
撮影モードには、プロペラの音などを最小限に抑えるFPVモードというものがあります。

おすすめレビュー動画です。

www.amazon.co.jp/dp/B0BCKDPQRH
Amazonストアでは現在15,980円で売られています。
安さ、軽さからいえばNo.1だと思います。

Insta360 シリーズ

SMO 4K

SMO4Kはマイクロドローン製品を展開するBETAFPVと、カメラメーカーInsta360がコラボ開発を行った、FPVドローン撮影に特化した商品。
重さは30gと超軽量化済み。FlowStateという強力な手振れ補正機能が搭載されています。

電源をリポバッテリーから取る必要があるので、付属の配線を機体にはんだ付けする必要があります。
楽天等通販サイトから約31,000円で購入が可能(2023年6月現在)

BETAFPVの公式サイトでも販売されています。
https://betafpv.com/products/smo-4k-camera

Insta360 Sphere

コンセプトは映像にドローンが映りこまない360°カメラ。5.7K映像が撮影可能。
水深10mまでの防水機能がついていて、専用アプリにて設定や編集を行います。

このカメラはDJI社から発売されている「Mavic Air 2」と「DJI Air 2S」にのみ、ウェアラブル式で搭載が可能。
この機体を使用している方にとって最適といっていいでしょう。
重さはマウントなど含めて200g程。

DJI以外のFPVドローンに装着したい方は「Insta360 X3」がおすすめ。値段は81,000円と割高になるが、最新型の超高性能カメラを使用できる。

Insta360 GO 2

キャッチコピーの「世界最小アクションカメラ」にもある通り、超小型で重さは26.5g。
充電性能にも優れており、たった30分間の充電で150分間の充電が可能です。
アスペクト比は16:9 / 9:16 / 1:1から選択でき、4mまで防水可能。

FlowStateの手ブレ補正機能も備えています。新品の価格目安は36,000円程(2023年6月現在)

【追記】Insta GO 3が、2023年6月28日に発売されましたのでそちらもぜひチェックしてみてください!

DJI action2

ドローンはクラッシュする場合もあるので衝撃に強い堅牢設計がされています。
水深10mまで防水で、重さは56gです。

背面がタッチディスプレイになっているので指で操作できます。
また、本体が磁気になっていて、マウントとはマグネット式で着脱可能。

レンズは広角・標準・超広角の3種類を選択できます。
Rock Steady2.0とHorizonSteadyという2種類の手振れ補正機能があります。
HorizonSteadyの方は常に水平を保つことに特化しているため、極端にいえば回転させても水平な映像が撮れるという程の性能です。

DJI Mimoというアプリを使うと、撮っている映像をスマホから確認し、カメラ操作ができます。編集時にはAI編集という機能がついていて、複数の動画を選択するだけで音楽付きのハイライト映像も作ることができます。

DJI action2 Powerコンボの値段は49,500円(2023年6月現在)

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はドローン向けアクションカメラの中で4つのブランドを紹介していきました。

近年はカメラ技術の発達がめまぐるしく、当初は一つのメーカーのみの商品にあった機能が数年後、他メーカー商品においても一般的になることもあります。

興味のある・愛用している商品があれば、ブランドのSNSをフォローするなどして新商品情報をチェックしてみてください!

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