日本では春になると数多くの場所で桜が咲き乱れ、美しい景色を眺めることができます。
近年ではそのような美しい光景を撮影するために、ドローンを活用している方が大勢いらっしゃいます。
そしてその撮影された映像は、SNSやYouTubeなどにアップされており、
見ている内に自分でも撮影してみたいと思うようになるかもしれませんが、
桜の撮影ではいくつかの注意点があることをご存じでしょうか。

そこで今回のコラムでは、ドローンで撮影された桜の映像をご紹介しながら、桜撮影での注意点をご紹介します。

ドローンを使用した桜映像の例

ここからは、ドローンを使用した桜の映像を5つご紹介します。
どれも魅力的な映像なので、ぜひご覧ください。

日本各地の桜の名所を1本の動画に

この映像は日本各地の桜の名所で撮影された動画を、約1分間にまとめた映像です。
ドローンと絶景の相性の良さが凝縮されている、素晴らしい映像です。
ロケ地としては、
静岡県の南伊豆町・奈良県の高見の郷・青森県の鶴の舞橋・青森県の弘前城・福岡県の久山町の
計5箇所がおさめられています。
機材はDJI Phantom4 PROが使用されており、4Kの画質なので、色鮮やかな映像に仕上がっています。
大画面で見ても荒れることがない程、非常に高い画質です。

東湖桜花園の桜風景

この映像は、中国の湖北省武漢市武昌区にある東湖桜花園という場所で撮影されています。
中国の2大桜の名所としても有名な場所で、東京ドーム4個分の敷地にソメイヨシノなど約60種類の桜が、
約1万本以上植えられています。
桜が満開の季節には、多い時で1日に約8万人以上が訪れる場所です。
芝生の緑と桜のピンク色のコントラストが素晴らしく、
彩り鮮やかな光景がドローンによって幻想的に撮影されています。
空中からの撮影ならではの景色になっています。

蓼科山聖光寺の桜風景

この映像は長野県茅野市の蓼科高原に位置している、蓼科山聖光寺で撮影された動画です。
お寺を取り囲むように植えられたソメイヨシノは約300本あり、非常に風情のある光景が広がっています。
また蓼科山聖光寺は標高1200mに位置しているため、開花時期はゴールデンウィークの頃に迎えます。
桜の絨毯のような風景は、まさにドローンで撮影するのに相応しい雰囲気です。

桜ドローンプロジェクト映像

この映像は、桜ドローンプロジェクトで撮影された動画です。

桜ドローンプロジェクトは、ドローンの総合エンタメプロデュース会社である
株式会社ドローンエンタテインメントが発足した企画です。
日本各地の桜の名所で撮影した映像を、YouTubeで配信しています。
2020年から始まったこのプロジェクトは、多くの視聴者から好評で、
それまでの映像をまとめたBlu-rayも発売されました。
ドローンならではの迫力のあるアングルからの映像が、非常に美しい仕上がりになっています。

奈良県吉野山の千本桜

この映像は、奈良県吉野山の上千本にある桜本坊にて撮影されました。
山の中に植えられている桜の木は、それぞれ異なる色合いをもっているため、色彩豊かな風景を作っています。
下からのアングルでは見られないような風景は、まさにドローンの目線ならではの光景です。

ドローンを使用した桜の撮影方法

上記でご紹介したような映像を撮影するには、まず自分に最適なドローンを見つけましょう。
ドローンは大きく分けると4種類あり、
まず1つ目が航空法の規制対象外になるトイドローン、
そして2つ目が小型〜中型の本格的な空撮用のドローンです。
さらに3つ目がプロも使用するような20万円以上の空撮用ドローン、
最後に4つ目が特定のシーンに特化した産業用のドローンです。

ドローンを選ぶ基準は、まず自らの操縦力を考慮しながら選ぶことが重要になります。
初心者の内から高級なドローンを使用するのではなく、徐々に性能を上げていくようにしてみましょう。
自分に合ったドローンを見つけたら、撮影場所の下見と必要に応じて申請を各所に出します。

例えば、周辺に飛行場などがある場合には、ドローンの飛行に制限がある場合があります。
事前に撮影場所の状況は、よく把握することが重要です。
また、撮影した映像をインターネットにアップする際にも、
プライバシーを侵害していないか、確認を怠らないようにしましょう。

ドローンで桜を撮影する際の注意点

上記でご紹介した撮影方法のポイント以外にも、ドローンで撮影する際には注意点があります。
まず、飛行の前には必ず保険に入ることが大切です。
近年のドローンは安全性にも優れている機体が多いですが、落下事故が起こる可能性はゼロではありません。
万が一の場合に備えて、ドローン保険に入ることをおすすめします。

そして、機体の操縦に慣れるまでは、1人で練習を行わないことも重要です。
ドローンの操縦に慣れている方と共に行い、操縦の基礎を身に付けましょう。
誰かが側にいることで、もしドローンが危険な状態になった際のリカバリーができる可能性があります。

まとめ

今回のコラムでは、ドローンを使用した桜の撮影についてご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?
ドローンを使用すれば魅力的な映像が、個人でも撮影することが可能です。
しかし撮影をする際には、ルールや注意事項を守りながら行うようにしてください。
安全に撮影を行う場合には、プロのドローン撮影会社に撮影を依頼することもおすすめです。

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