「FPVドローンで空撮する時はなんとなく飛ばすことが多い」
「気付いたら時間が経って、思ったような撮影ができなかった…」
FPVドローンで空撮をされる方で、こう感じている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、FPVドローンで空撮をしている方に向けて、準備方法や撮影時のポイントを解説していきます。
FPVドローン撮影当日までにすること
FPVドローンの撮影当日までにするべきことは、「どのスポットを空撮するか?」という下調べです。
下調べが十分にできていないと、撮影スポットが決められず、当日の移動時間が増えます。また、空撮中もしっくりこなくて移動ばかりしているとすぐにバッテリーが無くなってしまいます。
こういったことにならないよう、事前にしっかりどのエリアを撮影するのか、大体の目星をつけておきましょう。
おすすめの下調べ方法は主に2通りあります。
1,GoogleマップやGoogleアースでリサーチする
GoogleマップやGoogleアースを活用すれば、撮影スポットの目星を見つけやすくなります。
橋や山、長い道などは空撮した際でも絶景ポイントになることが多いので、ぜひチェックしてみてください。
2,アプリで探す
現在は、空撮スポットを探せるアプリもあるので、こちらを活用するのもおすすめです。
「sora share(ソラシェア)」というアプリなら、全国各地の空撮スポットを探すことができますよ。
~料金プラン~
■One-Time
1回30分利用するごとに支払う、金額は場所によって異なる
■Unlimited
月額3,000円、何度でも使い放題
初回は30日間無料
また、下調べをする時は、撮影禁止空域に該当していないかどうかの確認も大事!
こちらも飛行禁止空域を地図上で表示してくれる「Air Map」というアプリがあるので、
ぜひ活用してみてください。
ですが、仮に空撮しようと考えているエリアが撮影禁止ではなかったとしても、
私有地や公共の場所でドローンを操縦したり撮影するのはマナー違反です。
このような場所で撮影したい場合は、土地の所有者や最寄りの行政機関に確認するようにしましょう。
ドローンで空撮!撮影で押さえておくべきポイント
続いて、空撮の撮影時に押さえておくべきポイントを解説していきます。
1,太陽の位置を意識する
空撮は、景色に太陽の光がどう当たっているかで、出来栄えが全く異なります。
そのため、空撮の時間帯とそのタイミングの太陽の位置は把握しておくと良いでしょう。
東西南北などの位置状況がわかれば、空撮もしやすくなるのでこちらも意識してみてください。
また、山を撮影する場合は、標高が高いと早く日没するため注意。
絶景のタイミングを逃さないように撮影しましょう!
2,「被写体」を決める
空撮では、漠然と風景を撮影するのではなく、主役となる被写体を決めることで映像にメリハリが生まれます。
車や自転車、ボートが被写体なら、追いかけるようにして撮影したり、
1本の木が被写体ならそこを中心にして旋回してみることで、一気に惹きつけられる映像となります。
また、撮影時に構図を意識することも大切。
代表的な構図は次の通りです。
3,三分割法
2本の水平線と2本の垂直線で3×3のセクションに分け、線が交わる点に被写体を入れる
4,日の丸構図
日本の国旗のように、中心に被写体を入れて目立たせる
5,S字構図
映像にS字のような曲線を配置する。奥行きが生まれ、柔らかい印象となる
このように、様々な構図パターンがあります。
写真の構図を勉強すると、撮影にも活かせることが多いので、ぜひ合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか?
6,奥行きを意識する
ドローンの進行方向とカメラの向きを逆にして、被写体と背景の移動スピードが異なるようにすると、奥行きが生まれます。「パララックス」とも呼ばれるものですが、こちらも取り入れることでより魅力的な映像に仕上がります。
7,地上も撮影する
「空撮=高度が高い」と思われる方もいるかもしれません。ですが、地上付近での撮影は、
被写体がより大きく入るので、スピード感あふれる映像となります。
FPVドローン撮影時の注意点
映像を作る際は逆再生をするとまた違った印象の映像となるのでおすすめ。
ですが、撮影時に人や車が入り込んでしまっていると、違和感が生まれてしまいます。一度「?」と視聴者に思わせてしまうと、映像に集中してもらえないこともあるので、写り込まないように注意しましょう。
同様に、撮影者が写ってしまうとせっかくの没入感が損なわれてしまうこともあります。
撮影者が被写体ではない限り、基本的には写り込まないよう撮影しましょう。
コツを押さえてドローン撮影を楽しもう
FPVドローンを空撮で使う場合、まずは事前に撮影スポットを探すことが重要です。
Googleアースなどのサイトを利用するか、現在は空撮スポットを紹介しているアプリもあるので、
ぜひ活用してみてください。
また、撮影する際は、光の当たり具合や構図、奥行きなどを意識するとよりクオリティの高い映像を撮影できます。
空撮に力を入れたい方はぜひご紹介した内容を参考にしてくださいね。