皆さん、カメラを使って撮影をする際、NDフィルターを使っていますか?「もちろん使っている!」という方も、「聞いたことはあるけど詳しくは知らない!」という方もいると思います。

FPVドローンでの空撮においても、この「NDフィルター」を使うことでよりあなたの作品の完成度が高くなる可能性があります。
そこで今回はNDフィルターを購入する際に役立つ情報を紹介していきますので、ぜひご覧ください!

NDフィルターとは

NDフィルターは別名「減光フィルター」と呼ばれ、NDはNeutral Density(中立的な濃度)の略です。簡単にいうと、レンズに取り込む光の量を減らすサングラスのようなものです。

必ずしも必要なわけではなく、NDフィルターが無くても映像の撮影ができますが、より美しい映像を作るためにオプションで購入するイメージです。

NDフィルターを使うメリット

「白飛び、黒つぶれを防ぐ」

「白飛び」とは、過度に明るい状態で動画・写真が白く映ること。「黒つぶれ」とは暗い部分の写真・映像が黒一色のようになってしまうこと。

NDフィルターを使うと、露出(光の量)を決める三要素の中の「絞り(F値)」、「シャッタースピード」を調整することで、白飛び、黒つぶれを防止・軽減することができます。

FPVドローンを使って撮影をする際によく使われるのは「GoPro」「Dji action2」「insta360」などのアクションカメラだと思います。GoProを例に挙げると、GoProは絞り(F値)が固定されているため、NDフィルターを使って光量を調整することは効果的です。

カメラ設定をAUTOにして利用している人にも、NDフィルターは特におすすめです。

NDフィルターの選び方

NDフィルターには透過率という、減光の濃度を表す数字が書いてあります。ND2であれば1/2の光量が透過し、ND4であれば1/4を透過します。数字が大きくなるほど、画面は暗くなります。

また、可変NDフィルターという枠を回す事で透過率を1/2から1/400で変更できるものもあります。

大きさもカメラに合ったものを購入する必要があります。
ただ、ドローン撮影で使うようなアクションカメラにはカメラそれぞれに専用のndフィルターが発売されている事が多いので、「商品名 NDフィルター」などで検索をかけて調べてみることをオススメします。

値段は、安いものだと約2,000円台から約10,000円台が多いです。予算も考えながら、目的に応じたなるべく高品質なものを選ぶと良いでしょう。

実際に購入、装着

筆者はDJI Action2というアクションカメラを使っているので、DJI Action2専用のNDフィルター「SmallRig 」を購入してみました。

この商品にはND8、ND16、ND32、ND64の4種類が入っていました。

装着方法は、DJI Action2本体が磁気になっているので、向きを合わせてくっつけるだけでとても簡単でした。

部屋でND8をを付けて撮影してみると、かなり暗めに映りました。部屋では電気のフリッカーなどの問題がない限りはフィルターを付ける必要はないかもしれません。基本的には屋外の天気がいい日などに装着するのが効果的でしょう。

撮影場所の明るさを確認し、試して見え方を確認しながらフィルターを使うべきだ、ということが分かりました。

今回の記事はこれで以上になります。ドローンで撮影する際、または日常の写真撮影をする際にもNDフィルターが役に立つ機会があるかもしれませんので、ぜひこの記事を参考にしてください。

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