従来のドローン以上に没入感が味わえる「FPVドローン」

ドローン 空撮 本体

臨場感のある空撮をはじめ、高スピードのドローンレースなど、あらゆる場面でなくてはならない存在です。
そもそもFPVドローンとはどういったものなのか?どのような楽しみ方があるのか?

また、FPVドローンを操縦する場合、周波数や操縦に必要な認証や免許について知っておく必要があります。
今回はFPVドローンに興味がある方に向けて、FPVドローンの魅力と合わせて、
操縦するために必要な基本情報や注意点を詳しくご紹介していきます。

FPVドローンとは?

FPVドローンのFPVとは「First Person View」を略した言葉で、意味は「一人称視点」です。
従来のドローンは、地上から空を見上げてドローン操縦を行います。

一方、FPVドローンはゴーグル型のディスプレイを装着し、ドローンに備わっているカメラから送られるリアルタイムの映像を確認しながら操縦します。
そのため、従来のドローンと比べると没入感がしっかりとあり、
まるでドローン本体に乗っているかのような臨場感のある飛行が可能となるのです。

従来のドローンとFPVドローンにはもう1つの違いがあります。

それは、「操縦の自由度」。FPVドローンは高スピードで操縦できる上に角度制限がないため、
より自由度の高い飛行、撮影が可能です。
その分、操縦は従来のドローン以上に難しいですが、
使いこなすことができれば空撮やレースが今までの何倍も楽しめるようになりますよ。

▼FPVドローンに関してもっと知りたい方はこちら
FPVドローンとは?入手方法や操縦に必要となる免許

FPV用のドローンってどんな機体?

FPVドローンの中に重量が100g前後、サイズが縦10㎝×横10㎝程度の手のひらサイズの
「マイクロドローン」と呼ばれるものもあります。
FPVのマイクロドローンは安全性が高く、衝突や墜落してもトラブルになることが少ないため、
屋外や屋内問わず飛行が可能。狭い空間や人に接近しながら撮影したい場合に最適です。
また、FPVドローンの中でも世界的にヒットした「DJI」は最高時速が140㎞とかなりの高スピード。
機能性も高く初心者の方も操縦しやすいので、
どのドローンにしようか迷った時はDJIでFPV機能が備わったドローンがおすすめです。

▼FPVドローンの機体や性能を詳しく知りたい方はこちら
高速ドローンの速度はどれくらい?操縦に適した風速や難易度

FPVドローンの楽しみ方

ご紹介したように、FPVドローンとは一人称視点のドローンのことで、従来のドローン以上に自由度が高いハイレベルな飛行が可能です。
その特性を活かした楽しみ方は次の通りです。

空撮

海の流れをドローンで空撮した画像

FPVドローンならまるで上空にいるかのようなリアルタイムの映像が楽しめます。
FPVドローンで空撮をしたいなら、カメラにこだわるのがおすすめ。
10,000円ほどのFPVドローンだと、約100万画素で画質としてはあまり良くありません。
価格は高くなりますが、高額なFPVドローンの方が画質は良く、綺麗な風景が撮影できます。
空撮に興味がある方は、少なくても100万画素以上のスペックを有したFPVドローンを選びましょう。

FPVドローンレース

ドローンレース、ドローンがスタート台から飛び立つ瞬間

近年はFPVのドローンレースも人気を博しています。
世界大会も行われていますし、日本国内でもFPVドローンレースが度々開催されています。
FPVドローンの中には時速140㎞を超えるタイプもあり、高スピードで操縦できれば特別な臨場感を味わえます。

ですが、FPVドローンを高スピードで操縦するのは難しく、
レースで勝ちあがるためには操縦スキルに加え、パーツの知識やどのような形で空気抵抗を受けるか?
といった点もしっかり理解する必要があります。

また、FPVドローンでドローンレースに参加する場合、
「第4級アマチュア無線技士」の免許が必要です。難易度はそれほど難しくないので、
必要な場合はぜひ取得してみてください。
ちなみに、ビジネス目的でFPVドローンを操縦する場合は「第3級陸上特殊無線技士」の免許が必要となるので、
こちらも覚えておいてくださいね。

▼FPVドローンの楽しみ方をもっと詳しく知りたい方はこちら
軽さが魅力!FPVマイクロドローンの特徴や練習方法は?

初心者なら200g未満のFPVドローンがおすすめ

FPVドローンは、種類もサイズも様々。
初心者で空撮を楽しみたい方は、扱いやすい200g未満のFPVドローンがおすすめです。
200g未満のFPVドローンはとにかく軽量で操縦もしやすいですし、コンパクトな分持ち運びも便利です。
空撮時はドローンを目的地まで運ぶ必要があるので、重量やコンパクトさは思った以上に重要な要素です。

ただ、機能性が高いのは大きいサイズのFPVドローンなので、
より高性能なドローンで空撮したい場合は、そちらを使うようにしましょう。
重量が200g未満で周波数「2.4GHz帯」に対応したFPVドローンなら、
操縦に必要な免許の取得や無線局の開局をする必要なく、すぐにFPVドローンが楽しめます。

ですが、200g未満で「2.4GHz帯」に対応したFPVドローンを使用する場合でも、
次のような状況に該当しない場合は、国土交通省の許可が必要です。
・日中の飛行
・目視の範囲内
・距離の確保(30m)
・イベント会場での飛行禁止
・凶器などの危険物輸送の禁止
・物の投下は禁止

こちらの決まりは航空法で定められています。
決まりを守らず操縦すると法律違反となるため、十分注意しましょう。

▼おすすめのFPVドローンを詳しく知りたい方はこちら
空撮におすすめ!失敗しないFPVドローンの選び方を徹底解説
初心者におすすめ!FPVマイクロドローンの基本情報と選び方
FPVドローンの価格相場はどれくらい?低価格のドローンでもいい?
【初心者】FPVドローンのゴーグルはどう選ぶ?おすすめの商品も紹介

FPVドローンを始めるなら知っておくべき周波数の種類と特徴

ドローンの周波数は「2.4GHz帯」、「5.6GHz帯」、「5.7GHz帯」、「5.8GHz帯」が多いです。
ドローンを飛ばす場合は、これらの周波数の特徴や違いを押さえておきましょう。

2.4GHz帯

数多くのドローンに使用されている周波数。
他の周波数の場合と異なり、2.4GHz帯は開局手続きが必要ありません。
2.4GHz帯対応で技適マークさえついていれば、FPVドローンをすぐに操縦できます。
ここ最近人気のFPVドローン「DJI」も、撮影した映像をデジタルに変換した後2.4GHz帯で伝送しています。
「購入後の開局手続きが面倒」
「とにかくすぐに操縦したい」

このように思っている方は、2.4GHz帯に対応したFPVドローンを選ぶのがおすすめですよ。

5.6GHz帯(5.8GHz帯)

5.65GHz帯~5.85GHz帯の帯域を指しています。
日本製は5.6GHz帯のFPVドローンが多いですが、海外性は5.8GHz帯対応のものが多いです。

海外製のFPVドローンが欲しい時は、正規の販売店から購入しましょう。
5.6GHz帯の場合、送信機によって日本では飛行できない恐れがあるためです。
初めてFPVドローンを購入する方は特に、正規の販売店を利用するのがおすすめです。

また、近年人気が高まっているドローンレースも5.6GHz帯の周波数で映像伝送を行います。
5.6GHz帯の周波数を用いることで、リアルタイムの映像をよりハッキリと素早く確認できるのです。
趣味やレース等で5.6GHz帯の周波数を使用する際は、非営利目的なら「アマチュア無線4級」、
営利目的なら「第3級陸上特殊無線技士」の資格が必要です。
また、資格取得後は「無線局開局」の手続きも必要なので、忘れずに行うようにしましょう。

5.7GHz帯

産業用や大型ドローンなど長距離を飛行する場合、高伝送な無線電波を利用するため、
5.7GHz帯の周波数を用います。
この5.7GHz帯の周波数を使用する場合、第3級陸上特殊無線技士以上の資格が必須です。
産業ドローンを使用しない場合は、5.8GHz帯の周波数を用いたFPVドローンの方が適していることが多いです。
用途にあったドローンがわからない場合は正規の販売店で確認してから購入しましょう。

FPVドローンの操縦に必要な免許と認証マーク

2.4GHz帯対応以外のドローンを操縦する場合、必要となる免許があります。
それぞれの特徴は次の通りです。
・第4級アマチュア無線技士…趣味の空撮などで必要となる免許
・第3級陸上特殊無線技士…仕事の空撮などで必要となる免許

趣味か仕事かによって取得する免許が異なるので、用途に合った免許を操縦前に必ず取得しておきましょう。
また、もうひとつ必要なのが「技適マーク」です。
「技適マーク」とは、無線局の開局を申請する際、
技術基準適合証明や工事設計認証がきちんとされていることを証明するマーク。
ドローンの機体に技適マークがあれば気にせず操縦できます。
ですが、海外製のFPVドローンはこの技適マークがないことがほとんど。

このような場合は、協会や民間の保証会社に依頼し、改めて保証してもらう必要があります。

技適マークの保証は、完了まで2か月近く待たされることもあります。もしFPVドローンに認証マークがない場合は、なるべく早めに依頼するようにしてくださいね。

FPVドローンの操縦には事前準備が必要

ひと言にFPVドローンといっても、対応する周波数によって免許が必要だったり、不要だったりします。
また、非営利目的、営利目的といった用途に応じても取得すべき免許が異なるので、
どういった用途でFPVドローンを使うかを明確にしておきましょう。

対応周波数がわかりにくい場合は、失敗しないためにも販売店で相談しながら購入するのがおすすめ。
海外製のFPVドローンを購入した場合は、技適マークがついていないことがほとんどなので、
保証会社に認証の依頼を忘れずに行いましょう。

FPVドローンは事前にやるべきことが多いですが、しっかり順序を踏まないと電波法違反となってしまいます。
手間はかかりますが安全にドローンを飛ばすために早めに手続き等を終わらせるようにしましょう。

▼その他のFPVドローン撮影準備を詳しく知りたい方はこちら
FPVドローンで空撮する時の準備とは?撮影のポイントを解説

本格的にFPVドローンを学びたいならドローンスクール

FPVドローンとは鳥のような視界で操縦が楽しめる、現在大注目のドローンです。
従来のドローン以上に操縦は難しいですが、使いこなせればFPVドローンならではの没入感が味わえます。

そんなFPVドローンの知識やスキルを短期間で身につけたいなら、ドローンスクールに入校するのがおすすめです。

FPVドローンのカリキュラムを設けているドローンスクールなら、
FPVドローンに特化した操縦スキルや専門知識をしっかり学べます。
また、中には練習場が設けられていたり、ドローンを無料で貸し出してくれるところもあります。
ドローンのスクールを選ぶ際は条件等も確認することで、より自分に合った実践的なスキルが身につきますよ。

また、ご紹介した通り、ドローンを操縦する際はあらゆる決まりを守る必要があります。
もし決まりに関する知識が抜けていると、思わぬところで法律違反を犯してしまう可能性も。

ドローンスクールなら関連する法律や注意点、機材にトラブルが起きた時の対処法などをしっかり学べるので、
いざという時に大いに役立ちます。

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