近年は、普段私たちが見ている映画の中のさまざまなシーンでドローンが使用されることが多くなりました。
ドローンを用いることで、さまざまな角度から迫力ある映像を撮影可能です。
以前まで、空からの撮影を行う場合はヘリコプターを飛ばして撮影する方法がメインでしたが、
この方法には多くの費用が必要になるため、なかなか気軽に撮影できませんでした。

そのような中で登場したドローンは、ヘリコプターよりも費用を抑えて撮影できるため、
現在では多くの製作会社でドローンが用いられています。
しかし、これからドローンで映画を撮影したいという方は、
どのような映像が撮影できるのか分からないという方も多いかもしれません。

そこで今回は、ドローン撮影を映画で用いるメリットなどについてご紹介させていただきます。

映画でドローン撮影が用いられたのはいつから?

ドローンが映画で用いられるようになったきっかけとなるのは、
2012年アメリカで公開された
ロジャー・ディーキンス監督の映画「007 スカイフォール」からであるとされています。

この作品は007のコードーネームを持つイギリスの諜報員である
ジェームズ・ボンドの活躍を描くシリーズ作品の第23作品目です。
作中では、列車の上でのアクションシーンや上空からの撮影など、空撮が必要な場面が多くあります。
ご紹介させていただいた動画は「007 スカイフォール」の予告編の動画になりますが、
その中でドローンを用いているシーンがいくつも見受けられます。

映画でドローン撮影を行うメリット

最近ではドローンを用いた撮影が主流になっていますが、
撮影の際にドローンを用いるとどのようなメリットがあるのでしょうか?
ここでは、映画でドローン撮影を行うメリットについてご紹介させていただきます。

コストを抑えられる

ドローンが一般的ではなかった時代に空撮する場合は、ヘリコプターを使用することが主流でした。
しかし、ヘリコプターで撮影を行うと、燃料費や操縦者、補助者などの人件費が必要になります。
さらに、ヘリコプターは揺れが激しいため、
そのような状況の中で映画に使用できる映像を撮影するためには
揺れに対応できる熟練のカメラマンも必要になるのです。

このようにさまざまな面を考慮する必要があり、1シーンの空撮でもかなりの費用が必要でした。
ドローンではこれらの費用が発生せず、必要になるのはドローンの操縦者やバッテリーのみであるため、
コストを抑えた撮影が可能になるのです。

迫力ある映像が撮影できる

映画で使用される映像には、インパクトが非常に重要です。
撮影は、たとえ同じ内容の撮影であっても撮り方や撮影の角度など、さまざまな要素で印象が大きく異なります。
そのため、1シーン1シーンにおいて、さまざまな角度での撮影を試みることが大切になるのです。

ドローンは空中を自由自在に移動できるため、さまざまな角度から撮影することが可能です。
そのため、より視聴者にインパクトを与えられる映画を撮影できます。
また、空中からの視点であるため、地上で撮影する映像よりも斬新かつ新鮮な映像に仕上がるでしょう。
さらに、最近はカメラの性能が上がっているため、ドローンでの撮影でも非常に画質が良いという特徴があります。

このように、FPVドローンを用いることで迫力ある映像作品を制作することが可能です。

さまざまな視点からの映像が撮影できる

小型で無人のドローンは、高所や狭所でも問題なく撮影できるという強みがあります。
そのため、カメラマンでは撮影できなかった角度からの撮影も可能です。
また、高速で移動できるため、走っている人や車と並走しての撮影や障害物の隙間を疾走した映像も撮影できます。
さらに、無人であるため人が入れないような危険な場所での撮影も可能です。
事故・災害のリスクがある場所で撮影する場合は、安全面を十分に配慮しなければなりませんが、
ドローンでは危険のリスクを抑えられます。

このように、ドローンを用いることでさまざまな視点から撮影できるため、
映像の幅が広がるというメリットがあるのです。

最近話題になったドローン撮影が用いられた映画

最近話題になったドローン撮影が用いられた映画として、
2022年に公開されたマイケル・ベイ監督の「アンビュランス」は非常に有名です。
瀕死の怪我を負った警察官を乗せた救急車を銀行強盗がジャックしたことで始まる
街中を巻き込む逃走劇を描くこの作品では、迫力ある映像が楽しめる内容となっています。

ご紹介させていただいた動画は、「アンビュランス」の特別映像となっており、撮影の裏側が紹介されています。
動画の中では、高層の建物に対してドローンで近づき旋回しながら撮影するなどの、
ドローンを存分に活用した撮影手法を見ることができるでしょう。
カーアクションの多い「アンビュランス」において、なぜ迫力のある映像が撮影できたのかがよく分かる内容です。

まとめ

今回は、ドローン撮影を映画で用いることについてご紹介させていただきました。
2012年から急速に映画業界で使用されることの多くなったドローンは、
現在では映画の撮影手法の主流になりました。

ドローンで撮影する際は、機体の用意や撮影するための許可など、さまざまな準備が必要です。
そのため、今後映画の撮影でドローンを用いた撮影を行いたいのであれば、
ドローン撮影を専門に扱っている業者に相談することをおすすめします。
専門業者には撮影を専門的に行ってきたノウハウや技術があるため、
ご紹介させていただいた動画のような迫力満載のシーンを撮影可能です。
弊社でも、このような映像を撮影することが可能でございますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

車 猛スピード ドローン撮影
TOP