現在注目を集めている「FPV」
ゴーグルを装着することで臨場感のある操縦ができると人気を集めています。

今回は、そんなFPVを操縦するドローンパイロットになるために必要な資格や難易度、資格取得方法ついて
詳しくご紹介していきます。

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FPVドローンのパイロットに必要な資格とは?

多くのFPVドローンは、「5.8GHz帯」の周波数が使用されています。
個人的な趣味として「5.8GHz帯」のドローン機器を使用する場合、国家資格「第4級アマチュア無線技士」が
必要となります。
仮に資格がない状態でFPVドローンを使用した場合、周波数が「5.8GHz帯」だと罰則が課せられる
可能性があるので注意しましょう。

アマチュア無線技士の資格自体は1~4級までありますが、
趣味としてFPVドローンのパイロットを目指すならまず難易度が易しい4級を取得するのがおすすめです。

「第4級アマチュア無線技士」の資格を取得する方法3つ

第4級アマチュア無線技士の資格取得は、主に次の3つの方法で取得することが可能です。

1,養成課程講習会に参加して取得する

養成課程講習会は、あらゆる団体で開催されており、基本的に土日2日間の開催です。
希望する場合は、最寄りの開催場所を自分で探して申し込みを行いましょう。
講習費用は20,000円~で、20歳未満の方は割引が適用されます。
教科書代や免許証申請費用も講習費用に含まれています。
講習会の最後に修了試験があり、こちらに合格すれば第4級アマチュア無線技士の資格が取得できます。
試験に合格すれば、約ひと月で無線従事者免許証が送られてきます。

修了試験は講習会に参加すれば難なく回答できるものばかりで、合格率もほぼ100%とかなり高いです。
知識0のところから講師がわかりやすく教えてくれるので、
より確実に合格したい方は養成課程講習会に参加するのがおすすめです。

2,eラーニング講習会に参加して取得する

こちらは通信教育で、パソコンやスマホ、タブレットがあり、ネット環境が整っていればいつでも受講できます。
受講期間は3か月ほどで、期間内に修了試験を受ける必要があります。
期間内に修了試験を受けないと失格になる点は注意ですが、
忙しい方でも自分のペースで勉強を進められるのは大きなメリットです。
講習費用は20,000円~で、こちらも20歳未満の方は割引が適応されます。
教科書代や免許証申請費用も講習費用に含まれています。
修了試験は、CBTテストセンターで行います。
合格すると、免許証申請は開催者側が行い、約ひと月で無線従事者免許証が送られてきます。

3,独学で学び、国家試験を受ける

第4級アマチュア無線技士の資格は独学で取得することもできます。
その場合、無線工学や電波法を自分で学び、受験申請や免許証申請を自分で行うことになります。
独学の場合、試験会場や試験日を好きなタイミングで決めます。試験会場は全国に300会場ほどあるので、行きやすい場所を探してネットで予約してみてください。
試験はCBT方式なので、事前にCBTに登録して申し込み手続きを行ってください。
試験費用は5,100円となっていて、クレジットカード払いや銀行振込、コンビニ決済が可能です。
試験後、ひと月以内に合否がメールで通知されます。
合格した場合は、総務省のホームページから申請用紙をダウンロードして免許証申請を行いましょう。
この時、申請料が別途1,750円発生します。その後、ひと月ほどで無線従事者免許証が送られてきます。

▼もっと詳しく資格や費用についてを知りたい方はこちら
FPVドローン飛行に必須な資格の取得方法と費用とは?

FPVドローンのパイロットを仕事にしたい場合の資格

上記でご紹介した第4級アマチュア無線技士は、個人的、もしくは趣味で行う際に必要となる資格です。
仕事などの営利目的でFPVドローンを使用したい場合は、「第3級陸上特殊無線技士」の資格が必要となるため、
こちらを取得しましょう。
合格率は受験者の7~8割で比較的易しめ。
独学の場合は数週間、講習会で学べば1日ほどで合格に必要な知識を身に付けられるでしょう。
講習会は、各企業や日本無線協会が開催しているので、興味がある方はぜひ探してみてください。
難易度は3級が最も易しく、2級、1級と段階を踏むごとに難しくなります。
2級も合格率は7割と高めなので、
3級を取得後は、2級、1級と段階を踏みながらぜひ取得を目指してみてください。

▼もっと詳しく資格や手続きを知りたい方はこちら
FPVのドローン操縦に必要な資格や手続きは?操縦する際の注意点も解説

より高度なスキルが身に付くスクールもおすすめ

個人的な趣味でFPVドローンのパイロットを目指す場合は「第4級アマチュア無線技士」、
仕事などの営利目的でFPVドローンのパイロットを目指す場合は
「第3級陸上特殊無線技士」を取得するのがおすすめです。
これらの資格は、独学はもちろん、講習会などもあり、参加しながら取得を目指すことができますよ。
資格だけではなく、映像制作などFPVドローンに関するあらゆるスキルアップを目指す方は、
専門的なドローンスクールに入校するのもおすすめです。

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FPVドローンで空撮したい!必要な資格やおすすめのスキル習得方法

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