無線操縦で飛行するドローンは、カメラを取り付けることで空撮することができる小型無人機です。
そのドローンで撮影できる映像の魅力は、飛行の自由さを生かした風景・視点であるといえるでしょう。
また、ドローンを用いて撮影する際は目的に合わせた撮影方法を選択して、
映像を構成・編集することが必要になるため、撮影を依頼する会社選びが大切です。

今回はドローン撮影を依頼する会社をお探しの方に向けて、ドローン撮影の魅力と、
目的による依頼先の選び方をご紹介いたします。

FPVドローンでどんな動画が撮れる?

FPVドローンでは、上空はもちろん、地を這うような映像までさまざまな動画が撮影できます。
特にいつもと違う視点から見る風景や、普段見ることのできない上空からの映像は、
小型で上空まで行くことができるFPVドローン撮影でしか見ることのできない動画といえるでしょう。

ここでは、FPVドローンで撮影できる動画例を具体的にご紹介いたします。

空で追跡する映像

FPVドローンでは、空中で鳥など他の飛行物を追跡するだけでなく、
空からモータースポーツを追跡する映像を撮影できます。
この映像は海上で風を切りながら進むボートを、様々な角度からダイナミックに撮影しています。

このように強風と波のある環境で、不規則な動きをするボートを撮影できるのは、
柔軟な動きができるFPVドローンの強みです。

自然の中に入り込む風景

https://www.youtube.com/watch?v=u5wEaVX81u4

FPVドローンでは、ドローンのカメラに映る景色を操縦者の映像受信器に映し出し、
ドローンの機体位置の確認・カメラアングルの調整ができます。
この映像はFPVドローンの特性を生かし、
海岸線の複雑な場所や海面などを鳥が低空飛行しているような目線を疑似体験できます。
そのため、自然物や複雑な構造物の中に入り込み、
人々が普段見ることのできない場所や視点で景色を撮影できるのです。

空中で回転する映像

小型で機動力が高いFPVドローンは、撮影したい対象物に接近し、細部までを自由に撮影可能です。
この映像では、高層ビルの外周を回転しながら撮影し、建築物の魅力的な構造・フォルムを映しています。
また回転の仕方も、ドローンを軸としたスピン回転・構造に沿う横回転・重力に逆らう縦回転など
バリエーション豊かです。

ドローン撮影会社の種類

ドローン撮影を行っている会社は、記録用の空撮・PR用の動画・ドローン調査など、さまざまな種類があります。
それぞれの会社で、撮影する目的に合わせたドローン機体を所有しているため、
得意とするドローン撮影の種類が異なります。
例えば、記録用の空撮を得意としている会社で、モータースポーツの撮影をする場合は、
スピードやアクロバティックな動きに対応できるドローン機体とカメラ性能が必要です。

このように、ドローンで撮影する際は撮影する対象物によって適切なドローン機体・カメラの性能が異なるため、依頼する会社選びが重要になるといえるでしょう。

ドローン撮影会社のメリット・デメリット

ドローン撮影会社は、所有しているドローン機体の特性によって、メリットとデメリットが生まれます。
まず、ドローン機体は機体のサイズによって小型・中型・大型の3つに分類されます。
例えば、小型はプロペラ音が小さいことがメリットですが、性能面では中型・大型に劣る点はデメリットです。
また、対象物との距離の取り方やカメラの角度など、
操縦者のスキルや細かな調整・運転の癖が、撮影された映像に反映されることは、
メリットにもデメリットにもなり得ます。

このように会社によってメリット・デメリットが存在するため、
より理想に近い映像を撮影できる会社を探しましょう。

FPVドローンがおすすめな理由

FPVドローンのFPVとは、First Person Viewの略称であり、一人称視点の景色を撮影できる機体を指します。
ドローン機体に送信機をつけ、操縦者が受信機で電波を受け取ることで、
ほぼタイムロスなくドローン目線の映像を見ることが可能です。

ここでは、FPVドローンがおすすめな理由をご紹介いたします。

視点が楽しめる

FPVドローンでは、ヘッドマウントディスプレイに映像を映し出すことで鳥になったような視点になるため、
普段見ることができない景色を撮影することが可能です。
また、ドローンは動いている対象物と対向してすれ違うような飛行や、
至近距離での追尾もできるため、迫力と緊張感のある映像が撮影可能です。

魅せる飛行方法

ドローンの飛行方法は、サークル・旋回・八の字飛行など基本的な操作に加え、応用テクニックが数多くあります。
撮影の対象物を魅力的に映すためには、対象物の周りを旋回したり、
八の字飛行で回り込むなどの飛行テクニックが必要です。
このような飛行方法に加え、カメラの角度調整などの応用を加えることができるので、
魅力的な映像を撮影できます。

カメラの性能

カメラのレンズの接写画像

FPVドローンを用いた映像撮影を目的とする場合には、フルHD解像度以上に対応しているカメラ性能が必要です。
特に4K撮影ができるモデルであれば、より鮮明で細やかな映像を撮影することができます。

このように、用途に合わせてカメラの性能を選択することで、
より高品質な映像を撮影できることがFPVドローンの魅力です。

まとめ

今回はドローン撮影会社の選び方を解説するため、
ドローンで撮影できる映像や撮影会社の種類などについてご紹介しました。
特にFPVドローンで撮影できる映像は、一人称視点で魅力的なものが多く、空撮やプロモーションにおすすめです。
ドローンを用いた映像の撮影は、動画撮影のノウハウやドローン飛行の知識、撮影許可などが必要になるため、
プロのドローン撮影会社に相談してみましょう。

TOP