登場以来、世界中に広まり続けている「ドローン」。
映像業界での空撮をはじめ、インフラ整備の点検や農薬の散布などあらゆる産業シーンでも活用されています。

そんなドローンビジネスですが、今後国内ではどのように進展していくと考えられているのでしょうか?
詳しく解説していきます。

日本におけるドローンの市場規模と今後の将来性

ドローンビジネスの市場規模の拡大を示す表

2021年度の国内におけるドローンビジネスの市場規模は、2,308億円だといわれています。
2020年度が1,841億円だったので、前年度比25.4%増、金額にして467億円も増えたことがわかります。

今後の見通しでは、2022年度は前年から34.3%増の3,099億円、
2027年にはなんと7,933億円にまで達すると推測されています。
このように、現在ドローン市場の規模は右肩上がりとなっていて、
今後しばらくはこの状況が続くと考えられています。

近年、ドローンが注目された背景には2019年に流行し、現在も猛威を振るう新型コロナの影響があります。
新型コロナが流行り、あらゆる人的サービスが停止したことで、
逆にドローンを活用した新しいサービスが実施されるようになりました。
具体的には、配送や作業確認、今までは難しかったダイナミックな空撮などをドローンで行えるようになり、
従来行っていた業務の生産性以上の成果を出しています。

ちなみに、海外では国防や安全保障に関するドローン市場の規模がかなり大きいですが、
こちらの分野に関して日本はまだそこまでの市場規模ではありません。

ですが、今後の社会情勢を踏まえて、日本製の開発や製造などが増えていく可能性もあります。

今後需要が高まると思われる業界

今後、日本国内で一層需要が高まると考えられているドローンビジネスの分野は「配送」です。

前述した通り、新型コロナの影響を受けて、配送業界でもドローンが活用されるようになりました。
配送にドローンを活用する事例は海外ではすでにありましたが、
近年は国内でもドローンを用いた配送を試験的に行う企業が増えています。

2019年の3月には、日本郵便とNTTドコモ、自立制御システム研究所が協力して、
福島県内の9㎞ほどの距離でドローンを用いて書類を輸送しました。

2020年の2月以降は、個人宅への配送を想定した実験も行われており、こういった取り組みが進めば今後は配送業務でより広くドローンが活用されるようになるでしょう。

今後配送ビジネスがドローンの活用でよりスムーズに行われれば、地方に在住している高齢者へのサポートや、
災害時インフラが遮断されても、必要物資を届けやすくなるなど、あらゆる利点があります。

空撮ビジネスは今後どうなる?

ドリフトをする車を追いかけて、撮影するFPVドローン

従来は映像を撮影しようとしても、ヘリコプターなどで撮影するしかありませんでした。良い映像は撮れるものの、発生する予算や求められる操縦スキルも高く、敷居が高いという印象がありました。

ドローンはそんな空撮ビジネスを劇的に変えた立役者でもあります。
ドローンが登場して以来、テレビ番組やネットの番組、報道、CM、
企業のプロモーションビデオなど幅広いシチュエーションでドローンが活用されるようになりました。
もはや、映画やドラマでは、ドローンはなくてはならないものです。
ドローンを用いた映像制作ビジネスの需要は高く、
発信できる映像コンテンツも多いことから今後もしばらくこの状況は続くのではないかと考えられています。

また、現在は多くの企業がホームページ内や、商品やサービスを紹介するためのショートムービーを制作しています。映像を入れることで文字や画像だけでは伝えきれない情報や雰囲気を的確に伝えているともいえるでしょう。

印象的な映像が目に入れば、顧客をグッと惹きこむことができますし、
ネットのページに映像を入れればYahoo!やGoogleの画像検索でも、使用した画像が表示されやすくなります。

そうすると、自然検索した場合のアクセス数も増えやすくなり、結果的に集客に繋がります。

このように、映像コンテンツはマーケティングにも欠かせない要素であり、
今後も同様に必要となるといえるでしょう。

一方、映像制作を自社でしようとすると多くの労力がかかります。
時間をかけて制作、修正しても、思い通りの出来にはならないことも多いです。
もし今、映像制作をしたいと考えているなら、映像制作会社へ依頼するのがおすすめです。

ドローンの空撮と映像制作を行っている会社なら、よりクオリティの高い映像に仕上げることができますよ。

今後は映像コンテンツの価値が一層高まる

ドローンの市場規模は年々増加傾向にあり、空撮や映像制作分野でも今後一層需要が高まるといわれています。

現在はYouTubeやSNSも普及し、映像を配信する手段も十分に揃っています。
だからこそ、マーケティングに映像を活用し、伝えたい商品やサービスの情報を、
クオリティの高い映像で紹介することが重要です。

ハイクオリティな映像を配信すれば、より認知度やブランド価値を高めることができますよ。

会社の商品やサービスを紹介する手段を探している方、今後に繋がるマーケティングを実践したい方は、
ぜひこの機会に映像制作会社に映像制作の依頼をしてみてくださいね。

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