一人称視点で、自在な飛行が可能なFPVドローン。
そんなFPVドローンは従来のドローン以上に臨場感溢れる空撮が可能です。
今まさに「FPVドローンで空撮したい!」と思っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ワンランク上の空撮がしたい方に向けて、FPVドローンの操縦で必要となる資格や、
スキルを効率的に習得する方法を解説していきます。
FPVドローンで空撮する魅力と課題
ドローンの登場で劇的な変化を遂げた空撮。
そんな空撮の魅力は、今まで見ることができなかった角度から撮影できて、映像のスケールを段違いに上げられる、ということではないでしょうか?
低空飛行や急上昇、動く被写体との並行や追従などもできるようになり、映画やドラマ、
商品や観光のプロモーションでも広く活用されてきています。
また、FPVドローンなどが登場した背景として、空撮の敷居が低くなったことが挙げられます。
かつての空撮はヘリコプターなどが主流でした。
ヘリコプターはそもそも高額ですし、操縦するには高度なスキルが必要です。
そのため、一般人にはなかなか手が出せない領域でした。
ですが、現在はFPVドローンなどの登場でアマチュアでも気軽に撮影が楽しめるようになり、
今やプロ顔負けの動画制作を趣味でしている方もいます。
専用のゴーグルを装着して操縦するFPVドローンは、ドローンに乗っているかのような視点で本格的な操縦が楽しめますし、関心があれば誰でも参入できます。
ご紹介した通り、FPVドローンの活用の場はどんどん広がってきているので、今後FPVドローンパイロットの需要もより増していくでしょう。
ですが、そんなドローンにも課題があります。
それは、ドローン操縦が時に墜落や衝突事故を引き起こしてしまうということ。
FPVドローンなどを活用すれば高度な空撮も可能となりますが、操縦する以上パイロットはしっかりとした知識と操縦スキルを兼ね備えておくことが不可欠です。
FPVドローンの操縦に必要となる資格
FPVドローンは主に5.8GHzの周波数を使用しています。
こちらの周波数を使用したドローンを操縦する場合、次の2つの資格のうちのどちらかが必要です。
・第4級アマチュア無線技士…趣味で空撮する場合に必要となる資格。
・第3級陸上特殊無線技士…仕事(営利目的)で空撮する場合に必要となる資格。
FPVドローン操縦をする際は、目的に応じて資格を取得するようにしましょう!
それぞれ国家資格となっていますが、合格率は70~80%とかなり高く、独学でも十分合格しやすいです。
心配な方は各都道府県で開催されている講習会に参加してみてください。
講習会は1日参加するだけで資格取得が可能!その分費用は22,750円~26,000円ほどと高額ですが、
1日のみなので忙しい方でも受講しやすくなっています。
また、各資格を取得した後は、必ず「無線局免許」の手続きも行いましょう。
申請書を各地方総合通信局に送れば、程なくして免許状が送られてきます。
こちらが届いて初めて、FPVドローンの操縦や空撮ができるようになります。
総合的にスキルアップしたいならスクールが便利
FPVドローンの操縦では、覚えなくてはならない知識がたくさんあります。
特に操縦スキルは、クオリティの高い空撮に直結する重要な要素です。
後退上昇をしたり、弧を描くようにターンしたり、回転しながら上昇をしたり…。
こういった操縦スキルを身に付ければ、おのずとかなり質の高い空撮ができるようになります。
とはいえ、このようなスキルを独学で身につける場合、膨大な時間と労力が必要です。
そこでおすすめなのが、ドローンを専門的にレクチャーするスクールを利用すること。
スクールに通えば、ドローンを操縦する上で必要な知識はすべて網羅できます。
また、スクールの講師は当然プロなので、経験に基づいた空撮のコツをレクチャーしてくれます。短期間かつ効率的にスキルを身につけたい方は、利用してみる価値は大いにありますよ。
また、ドローンのスクールの中には映像クリエイターのコースを設けているところもあります。空撮スキルと合わせて動画クリエイターのスキルも学べば、「空撮+動画編集」をワンストップで対応できるようになり、将来の仕事の幅も広がります。
空撮だけではなく、動画編集も自分で手掛けたい方は、ぜひ動画クリエイターのスキルが身に付くコースもチェックしてみてください。
操縦スキルと動画制作・編集スキルは一緒に身につけよう
FPVドローンで空撮をしたい場合、上記でご紹介した2つの資格のいずれかが必須となります。
その後は操縦が可能となりますが、独学で操縦スキルを身につけるのはかなり大変ですし、時間がかかります。
スクールなら操縦スキルを効率的に学ぶことが可能!
練習場を設けているスクールを利用すれば実践的なトレーニングも可能ですし、空撮のコツも直接レクチャーしてもらえます。
スクールの中には動画制作や編集スキルを学べるところもありますし、資格取得を目指したコースを展開しているところも。カリキュラムはスクールによって異なるので、ぜひご自身の目的に合ったスクールやコースを選んでみてくださいね。