「FPVドローンを操縦したい」
「FPVドローンを実際に飛ばしたい」
そう思っている方の多くが必要な機材をまず揃えるかと思います。

ですが、FPVドローンを操縦し、飛ばすには必要な資格をまず取得する必要があります。
そこで今回は、FPVドローンを操縦・飛行するのに必要な資格や発生する費用について詳しくご紹介していきます。

FPVドローンの飛行には資格が必要

FPVドローンは、ゴーグルを装着しながら操縦を行います。
このゴーグルには、映像送信機(VTX)から送られた映像が確認できるようになっているので、
FPVはまるで自分がドローンに乗ったかのような臨場感を味わえます。
そんなFPVならではの映像伝送には、5.8GHz帯 / 5.7GHZ帯の周波数帯が用いられています。
この周波数帯を国内で使用する場合、無線従事者の資格が必須です。

無線従事者の資格は主に2種類ありますが、FPVドローンを操縦する目的に応じて取得する資格が変わります。
個人的な趣味の場合は「第4級アマチュア無線技士」、
収入を得るなどの営利目的の場合は「第3級陸上特殊無線技士」を取得しましょう。

「第4級アマチュア無線技士」の取得方法・費用

第4級アマチュア無線技士の資格を取得したい場合、主に次の3つの方法があります。

国家試験を受ける

自分で受験申請、免許証申請を行う方法。
試験費用は5,100円で、別途参考書などを買った場合はその分費用が発生します。
また、合格した場合、免許証の申請手数料として1,750円の費用が発生します。

講習会に参加する

各都道府県で主に土日に開催している講習会です。
講師が一から教えてくれるほか、受講期間が2日間なので忙しい方におすすめです。
参加費用は20,000円~となっていますが、20歳未満は割引があります。
教材費や合格後の免許証申請費用込みの金額なので、初めに支払った以上の費用はかかりません。

eラーニングに参加する

通信教育で資格取得に必要な知識を学べます。
受講期間が3か月ほどと講習会より長めですが、自分のペースで勉強できるのはメリットです。
受講の費用は20,000円~で、20歳未満は割引があります。
こちらも、教材費や合格後の免許証申請費用込みの金額です。

第4級アマチュア無線技士の資格取得で、最も費用を抑えられるのは受験や免許証の申請を自分で行う方法。
合格率は全体の7割ほどと高めなので、自信がない方やどう勉強すれば良いかわからない方以外は、
独学でも十分合格できるでしょう。

「第3級陸上特殊無線技士」の取得方法・費用

続いて「第3級陸上特殊無線技士」の資格取得方法や費用は次の通りです。

製作途中のドローン

国家試験を受ける

第3級陸上特殊無線技士は独学で勉強し、自分で受験申請することもできます。
試験は年に3回のみなので、独学の場合は日程を考慮しながら学習を進めていきましょう。
受験費用は5,600円で、参考書などを購入した場合は別途教材費が発生します。

講習会に参加する

第3級陸上特殊無線技士も対面での講習会を実施しています。
各地域や都道府県で開催しているので、気になる方は最寄りの開催場所をチェックしてみてください。
講習会に参加するメリットは、受講後すぐに試験を受けられること。
真面目に受講すれば落ちることもまずないので、短期間で資格を取得したい!という方におすすめです。

ちなみに3級は1日の講習会に参加する必要があり、2級は2日間講習会に参加する必要があります。
3級の場合、費用は25,000円ほどです。

eラーニングに参加する

パソコンやスマホなどのネット環境が整っているなら通信教育で学べるeラーニングがおすすめです。
第3級陸上特殊無線技士のeラーニング受講期間は、大体2か月ほど。
忙しく、時間を分割して学びたい方におすすめです。
eラーニングはネット環境さえあれば受講できるので、場所や時間に捉われず、学べるのがメリットです。
受講費用は19,800円ほどとなっています。

資格を取得したら開局申請を行う

FPVドローンを実際に飛ばすには上記の資格だけではなく、
5GHz帯の電波を発する映像送信機(VTX)に対する「無線局免許状」が必要です。

無線局免許状は、自分がどのようなFPVドローンやVIXを所持していて、
どう運用していくのかを総務局に届け出することで取得できます。この手続きを「開局申請」といいます。
資格を取得し、開局申請を済ませることでFPVドローンの飛行が可能となります。
ぜひ、資格取得とセットで開局手続きも行うようにしてくださいね。

より高度なFPVドローンスキルを身に付ける方法

ドローンシュミレータを教える男性、教わる男性

上記でご紹介した各資格や開局手続きは、FPVドローンを飛ばす上で欠かせない、必要最低限のこと。
より高度なFPVドローンのスキルを身に付けたいと思うなら、操縦の自主練習を重ねたり、
ドローンやFPVにまつわる機材や修理、法律などのスキルを身に付ける必要があります。
今後本格的にFPVドローンを活用していきたいと思うなら、初めの段階でスクールに通うのもおすすめの方法です。

スクールならFPVの基本的な知識はもちろん、今後ドローンで撮影した素材を活かしたクリエイターとしてのスキルもまとめて学ぶことが可能!何よりプロから直接レクチャーを受けられるので、
飛躍的にスキルを伸ばすことができますよ。

今まさにFPVドローンに関心がある方は、この機会にスクールの利用も検討してみてはいかがでしょうか?

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